カーオーディオの電源ケーブルは太ければいい?4ゲージから2ゲージへ替えた私の実体験

カーオーディオの電源ケーブルは太ければいい?4ゲージから2ゲージへ替えた私の実体験

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カーオーディオのアンプを大きくしていくと、避けて通れないのが電源まわりです。

私も最初から太い電源ケーブルを使っていたわけではありません。最初は小さなアンプだったので、車のヒューズボックスから電源を取りました。その後、アンプを大きくするたびに、ヒューズボックス電源 → 4ゲージのバッ直 → 2ゲージと、少しずつ電源ケーブルを太くしていきました。

今振り返ると、当時は電源ケーブルやヒューズについて、かなり軽く考えていた部分もあります。「過電流になったらヒューズが飛ぶだろう」。そんな感覚でした。

この記事では、私が実際にカーオーディオのシステムを大きくしていく中で、電源ケーブルをどう変えてきたのか、そしてなぜ今は電源ケーブルを音質パーツというより安全に電流を流すための重要な部品だと考えているのかを書いてみます。

なお、ケーブルの適正サイズやヒューズ容量は、アンプの消費電流、ケーブルの長さや材質、車両側の条件などで変わります。この記事は私の実体験を中心にしたもので、すべての車やシステムに同じ太さをすすめるものではありません。

最初はヒューズボックスから電源を取っていた

私が最初に使っていた外部アンプは、カロッツェリアの25W×4くらいのものだったと思います。正確な型番はもう覚えていません。

この頃はまだ大きな電力を使うシステムではなかったので、バッテリーから直接電源を引く「バッ直」はしていませんでした。使ったのは、エーモンのヒューズ型の電源取り出しアイテムです。車のヒューズボックスから電源を取れるタイプですね。

この頃は、「アンプを付けるために電源を取る」くらいの感覚で、ケーブルの太さや許容電流について深く考えてはいませんでした。

50W×4くらいのアンプで初めて4ゲージのバッ直をした

その後、カロッツェリアの50W×4くらいのアンプを使うようになりました。ここで初めて、「さすがにバッテリーから直接電源を取った方がいいだろう」と思い、4ゲージの電源ケーブルでバッ直しました。

使ったのは、有名メーカー品ではありません。5mくらいの4ゲージ電源ケーブルと、ヒューズホルダー、ヒューズなどがセットになった無名メーカーの配線キットでした。

当時は、「4ゲージなら太いし大丈夫だろう」くらいに思っていました。実際、そのシステムでは大きなトラブルなく使えていました。

4ゲージ1本でアンプ2台まで使っていた

その後、カロッツェリアのGM-D7100だったと思いますが、サブウーファー用のDクラスアンプも追加しました。つまり、4チャンネルアンプとサブウーファー用アンプの2台を使うシステムになりました。

それでも当時は、4ゲージの電源ケーブル1本でやっていました。今振り返ると、「ちょっと軽く考えすぎていたかもしれないな」と思います。

ただし、4ゲージ1本でアンプ2台を使うこと自体が、必ず危険だったと言いたいわけではありません。安全かどうかは、アンプの実際の消費電流やケーブルの材質、長さ、分岐方法、ヒューズ容量などで変わります。問題は、当時の私がそこまで計算していなかったことです。

「過電流ならヒューズが飛ぶだろう」と軽く考えていた

当時の私は、「電流が流れすぎたらヒューズが飛ぶから大丈夫だろう」くらいに考えていました。

もちろんヒューズは非常に重要です。でも今考えると、それだけでは足りません。ケーブルが細すぎたり、ヒューズ容量の選び方が適切でなかったり、接続が甘かったりすれば、ケーブルや端子部分が発熱する可能性もあります。

カーオーディオでは、バッテリーからかなり大きな電流を取る場合があります。しかも車の中です。万が一、電源ケーブルがショートして発熱・発火したら、音質どころの話ではありません。

今の私なら、「まず火事にしないこと」を一番に考えます。

ロックフォードのPowerシリーズ導入で2ゲージへ

私が4ゲージから2ゲージへ変更したのは、Rockford FosgateのPowerシリーズのアンプを使い始めた頃です。Powerシリーズは、私がそれまで使っていたアンプよりも消費電流が大きくなります。

さすがにこのときは、「これは電源ケーブルをもっと太くしないといけない」と思いました。そこで導入したのが、Audio-Technicaの2ゲージ電源ケーブルです。

2ゲージに替えても「音が劇的に良くなった」とは感じなかった

ここは大事なところです。4ゲージから2ゲージに替えたからといって、「一気に音が良くなった」という実感は、私はありませんでした。

私にとって2ゲージ化の一番大きな意味は、安心感です。大きなアンプを使うのに、細い電源ケーブルのままよりは、「これなら前より余裕を持って電流を流せる」と思えました。

電源ケーブルを太くすると音質が必ず良くなる、という書き方は私はしたくありません。少なくとも私の場合は、音質改善よりも、電源まわりを安心して使えることの方が大きかったです。

2ゲージにしてもサブウーファーの不満は残った

当時、私はサブウーファーの音にもかなり悩んでいました。ドアスピーカーは普通に鳴っているのに、サブウーファーだけタイミングが合わない。しかも一定に遅れているというより、タイミングそのものが安定しないような感覚でした。

4ゲージから2ゲージにしても、この問題は解決しませんでした。アンプもいろいろ試しました。それでも不満は残りました。

最終的に、私のシステムではキャパシタを追加したことで大きく改善しました。この話は別の記事で詳しく書いています。

▶ 車のサブウーファーが遅れて聞こえる原因と対策|私はキャパシタで改善しました

つまり、「電源ケーブルを太くすれば、カーオーディオの問題が全部解決する」わけではありません。ここは、私自身かなり実感しています。

Audio-Technicaの2ゲージは「柔らかいのに強そう」だった

Audio-Technicaの2ゲージ電源ケーブルを使って、印象に残ったことがあります。

まず、太いわりに比較的しなやかでした。車の中に太いケーブルを引き回すので、硬すぎるとかなり扱いにくいです。その点では使いやすかったです。

一方で、芯線はかなりしっかりしていました。大きめのニッパーで切ろうとしても、簡単には切れませんでした。それ以前に使っていた無名メーカーの4ゲージは、同じニッパーで一発で切れてしまいました。触ったときの感覚も、かなり違った記憶があります。

もちろん、「切りにくい=電気的性能が高い」という意味ではありません。これはあくまで、私が実際に作業したときの感触です。

ボルトで芯線を締め付けるときにも安心感があった

カーオーディオでは、アンプや端子台などで、ケーブルの芯線を直接ボルトで締め付けることがあります。電源ケーブルだけでなく、スピーカーケーブルでも同じような接続をすることがあります。

このとき、Audio-Technicaの2ゲージは、私には安心感がありました。比較的柔らかいのに、ある程度しっかり締め付けても、「芯線が簡単にちぎれそう」という感じがしなかったんです。

もちろん、必要以上に強く締めればケーブルや端子を傷める可能性があります。これも強度試験をしたわけではなく、実際に施工したときの私の感覚です。

それでも、電源まわりは安全に関わる部分なので、私は素性の分かるメーカー品を選びたいと思うようになりました。

Audio-Technicaの2ゲージ電源ケーブル(現行品)は、こちらから価格や在庫を確認できます。

同じ「4ゲージ」「2ゲージ」でも中身は同じとは限らない

カーオーディオ用品を見ていると、「4ゲージ」「2ゲージ」「1/0AWG」など、太さを表す数字が並んでいます。ただ私は、同じゲージ表記でもメーカーによってかなり違いがあると感じています。実際に触ったときの柔らかさも違いますし、芯線の感触も違います。

また、ケーブルの材質も重要です。見た目だけ太くても、実際の導体部分や材質がどうなっているかで性能は変わります。

だから私は今なら、「太さの数字だけ見て、一番安いものを買う」という選び方はしません。

電源ケーブルは「太ければ太いほど良い」わけではない

では、電源ケーブルは太ければ太いほどいいのでしょうか。私は、そう単純ではないと思っています。

太いケーブルには余裕があります。でも、太くなるほど、次のような問題も出ます。

  • 値段が上がる
  • 取り回しが大変になる
  • 端子も大きくなる
  • 圧着工具も必要になる
  • 車内に通すのが難しくなる

大切なのは、アンプが必要とする電流に対して、適切なケーブルを選ぶことだと思います。

バッ直ではヒューズの位置が特に重要

電源ケーブルをバッテリーから直接引く場合、私が今一番大切だと思っているのはヒューズです。特に、バッテリーのプラス端子から出た直後にヒューズを入れること。

もしケーブルが車体に触れてショートした場合、バッテリーから大電流が流れる可能性があります。途中にヒューズがなければ、長い電源ケーブルそのものが発熱する可能性があります。

カーオーディオのヒューズは、アンプを守るだけではなく、電源ケーブルや車両を守るためのものという意識が大事だと思っています。

ヒューズは大きければ安心、ではない

昔の私は、「切れなければ大丈夫」という感覚もありました。でもヒューズは、大きすぎれば良いわけではありません。

ケーブルが安全に流せる電流より大きすぎるヒューズを入れてしまえば、ヒューズが切れる前にケーブル側が危険な状態になる可能性があります。

だから今なら、ケーブルの材質、太さ、長さ、アンプメーカーの指定などを見て選ぶようにします。「とりあえず200A」のような決め方はしません。

ヒューズホルダーや端子も軽く考えない

私はこれまで、ANLヒューズ、MIDIタイプのヒューズ、大径ケーブル用のヒューズホルダー、リング端子なども使ってきました。

こういう部品は目立ちません。でも、大電流が流れる場所です。接触が悪ければ発熱の原因になる可能性があります。

私は今では、アンプ本体と同じくらい、電源ケーブル・ヒューズ・ヒューズホルダー・端子の接続を大事にしたいと思っています。

ケーブルと同じAudio-Technicaでそろえるなら、MIDIヒューズ用のヒューズホルダー「TFH-MIDI」や、2ゲージ用のリング端子「TL2-M8R」があります。ヒューズの容量は、使うアンプの説明書の指定に合わせて選んでください。

太いケーブルの圧着には工具も必要

2ゲージや1/0AWGクラスになると、普通の小さな圧着ペンチでは厳しくなります。私は、太い端子を圧着するための手動圧着工具も購入しました。5.5〜38mm²くらいまで対応するタイプです。

DIYで数回使う程度なら、私の場合は数千円クラスの工具でも十分役に立ちました。

ただし、工具の対応サイズと端子・ケーブルのサイズが合っていることは必ず確認した方がいいです。圧着が甘いと、そこが発熱する原因になる可能性があります。

私が使っているのは無名メーカーの工具なので、同じ5.5〜38mm²対応タイプの一例を載せておきます。

今は1/0AWGのケーブルも用意している

現在、私はさらに太い1/0AWGクラスの電源ケーブルも用意しています。ただし、「太いほど音が良くなるから」ではありません。システムを組むときに、余裕を持って安全に電流を流せるようにしたいからです。

昔の私は、「アンプの合計○○W」みたいな数字をかなり気にしていました。今はむしろ、必要なものを、無理なく、安全に使うという考え方になっています。

電源ケーブルだけで音の問題は解決しない

これは、私の経験からかなり強く言えることです。電源ケーブルは重要です。でも、太いケーブルに交換すれば、すべて音が良くなるわけではありません。

私の場合、2ゲージにしてもサブウーファーの遅れは解決しませんでした。デッドニングをやりすぎれば、逆に音が悪くなったこともあります。アンプを高級なものに変えても、思ったようにならなかったこともあります。

▶ デッドニングはやりすぎ注意|音が死んでかなり剥がした私の失敗談

カーオーディオは、電源、アンプ、スピーカー、取り付け、デッドニング、調整、車内環境が全部つながっています。一つの部品だけで決まるものではないと思っています。

まとめ|電源ケーブルは「音質」より先に「安全」を考えたい

私は最初、ヒューズボックスから電源を取りました。その後、4ゲージ → 2ゲージ → 1/0AWGと、システムが大きくなるにつれて電源ケーブルも太くなっていきました。

でも、今振り返って一番大切だと思うのは、「太いケーブルなら音が良くなる」ということではありません。必要な電流を安全に流せること。これです。

特にバッ直では、ヒューズの位置や容量、端子の接続、ケーブルの品質まで含めて考える必要があります。

私は昔、「過電流ならヒューズが飛ぶだろう」くらいに軽く考えていました。今なら、まず火事を起こさないことを考えます。音質を追いかけるのは、そのあとです。

カーオーディオは楽しい趣味です。だからこそ、安全に楽しむ。これを一番大事にしたいと思っています。

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