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カーオーディオのスピーカーは、値段が上がれば必ず自分の好みの音になるとは限りません。
私はこれまで、カロッツェリアのVシリーズをはじめ、海外メーカーのスピーカーも何種類か使ってきました。覚えている中ではHertz(ハーツ)のMille Pro、そのほかにもHertzのもう少し手頃なモデルを使っています。
それでも、今まで使った中で特に印象に残っているのが、カロッツェリアのTS-V172Aです。
私がVシリーズに感じた魅力は、単純に「音がきれい」というだけではありません。特に好きだったのが、音の立ち上がりの速さ。そして、歪ませたエレキギターの音の美しさです。
この記事では、測定値やスペックだけではなく、実際にいくつかのスピーカーを使ってきた私が、なぜTS-V172Aを今でも高く評価しているのかを書いてみます。
TS-V172Aは、今でも忘れられないスピーカー
私はカロッツェリアのVシリーズ、TS-V172Aをかなり気に入って使っていました。
その後、海外メーカーのスピーカーも試しました。価格だけ見れば十分期待できるものもありましたし、有名ブランドの製品も使いました。
それでも、最終的には「やっぱりVが好きだな」と思いました。
これは「カロッツェリアだから好き」というブランドの話ではありません。実際に聴き比べて、自分が求めている音に一番近かったのがVシリーズだった、という話です。
私が一番好きだったのは「音の速さ」
Vシリーズで特に印象に残っているのが、音の立ち上がりです。
言葉で説明するのが難しいのですが、私の感覚では、「ドドドドドン」と鳴ってほしいところが、きちんと一発ずつ揃って聞こえる感じがあります。
逆に、私が「少し遅い」と感じるスピーカーでは、「ドードドドン」のように、前の音が少し残って次の音につながるように感じます。
もちろん、これは測定した結果ではありません。あくまで私が音楽を聴いて感じた印象です。
でも私は、この違いがかなり気になります。特にドラムやベースなど、連続した音が入ってくる曲では、音の立ち上がりが速い方が気持ちよく感じます。
歪んだエレキギターの音が、とにかくきれいだった
もう一つ、Vシリーズで強く印象に残っているのがエレキギターです。
私は昔、バンドでギターを弾いていました。
ギターをやったことがある人なら分かると思いますが、歪ませたエレキギターの音作りは結構難しいです。アンプ、エフェクター、ゲイン、イコライザー。少し変えるだけで、気持ちいい音にもなれば、ただ耳に痛いだけの音にもなります。
私自身、ギターの音作りには相当苦労しました。その経験があるからなのか、音楽を聴いていてもギターの音には自然と耳が向きます。
その私がVシリーズで音楽を聴いたとき、「ギターの音、すごくきれいだな」と思いました。
「歪んでいるのにきれい」というと少し変な表現かもしれません。でも、歪んだギターの中にある音の質感や、コードを鳴らしたときのまとまりが、とても気持ちよく聞こえました。
これはVシリーズで特に好きだった部分です。
Hertz Mille Proも使った。でも私はVシリーズの方が好きだった
私はHertzのMille Proも使いました。Mille Proは決して安いスピーカーではありませんし、有名なシリーズです。
ただ、これは完全に私個人の好みですが、Vシリーズを使ったあとでは、正直かなり差を感じました。私が重視していた、
- 音の立ち上がり
- 連続する音の揃い方
- 歪んだエレキギターの表現
- 全体のまとまり
こういった部分で、私はVシリーズの方が明らかに好きでした。
だからといって、Mille Proが悪いスピーカーだと言いたいわけではありません。スピーカーの音は、取り付ける車、デッドニング、アンプ、調整、聴く音楽、そして好みでも大きく変わります。
あくまで、私のシステムと私の耳では、Vシリーズの方がずっと好みだったという話です。
「10万円クラスに入れてもおかしくない」という評価にも納得した
当時、どこかのカーオーディオショップのスピーカー比較記事で、Vシリーズがかなり高く評価されていたのを覚えています。正確な記事名やショップ名までは覚えていません。
ただ、「10万円クラスのスピーカーに入れて比較してもおかしくない完成度」という趣旨の評価だったと記憶しています。
また、別のショップの記事だったと思いますが、「カロッツェリアは本当にカーオーディオをよく分かっている」という趣旨の言葉も印象に残っています。
私は専門家ではありません。でも、自分でVシリーズを使ってみて、その言葉にはかなり納得しました。
私が感じたのは「車の中で音楽を聴くこと」をよく考えた音
私がVシリーズを好きだった理由は、単に高音がきれいとか、低音が出るとか、そういう一部分ではありません。車の中で音楽を聴いたときに、「全体として気持ちいい」と感じるんです。
音が速い。楽器が分かりやすい。でも、音を細かく分解して聴かせるだけではなく、ちゃんと音楽としてまとまっている。
私は、カーオーディオではここがかなり大切だと思っています。
家のオーディオと違って、車内は左右のスピーカーまでの距離も違いますし、ドアそのものがスピーカーボックスのような役割になります。だから私は、カタログ上の性能だけではなく、「車の中でどう聞こえるか」まで考えて作られていることが重要だと思っています。
Vシリーズを使っていたとき、私はそこにカロッツェリアの強さを感じました。
高いスピーカーを買えば正解、とは思っていない
カーオーディオをやっていると、だんだん高いものが欲しくなります。私も昔はそうでした。
アンプの出力も大きい方がすごい。スピーカーも高い方がすごい。そんな感覚がありました。
でも、いろいろ試していくうちに、考え方が少し変わりました。今は、自分が気持ちよく音楽を聴けるかどうか。そこが一番大事だと思っています。
Vシリーズは、私にとってそのバランスが非常に良かったスピーカーでした。
デッドニングも、やりすぎれば音が悪くなった
どんなに良いスピーカーを使っても、取り付け方で音は変わります。
私は以前、デッドニングをやればやるほど音が良くなると思って、インナーパネル全面に制振材を貼ったことがあります。
結果は逆でした。音の勢いや響きがなくなって、かなり剥がすことになりました。その失敗については別記事で詳しく書いています。
▶ デッドニングはやりすぎ注意|音が死んでかなり剥がした私の失敗談
Vシリーズのように反応の良いスピーカーほど、取り付け側で音を殺してしまわないことも大切だと私は感じています。
サブウーファーだけ遅れて聞こえた経験もある
私のカーオーディオでは、ドアスピーカーそのものが遅れて聞こえたことはありません。一方で、サブウーファーだけタイミングが大きく遅れる問題には悩まされました。
アンプを変えても改善せず、最終的には電源対策としてキャパシタを追加したことで、私のシステムではかなり改善しました。こちらも、詳しくは別の記事にまとめています。
▶ 車のサブウーファーが遅れて聞こえる原因と対策|私はキャパシタで改善しました
今はCシリーズも買っている
現在は、昔と同じような大掛かりなシステムではなく、もう少しシンプルな構成も試してみたいと思っています。そのために、カロッツェリアのCシリーズもすでに購入しています。
昔の私は、アンプの出力やシステム全体のワット数もかなり気にしていました。今はむしろ、必要以上にパワーをかけず、バランス良く鳴らした方がきれいなんじゃないか、とも考えています。
Cシリーズを実際に取り付けたら、Vシリーズを長く使った立場から、どう感じたかを記事にする予定です。これは自分でもかなり楽しみにしています。
現行のTS-V174Sも一度は聴いてみたい
そして、もう一つ気になっているのが、今のVシリーズです。
Vシリーズは、私が使っていたTS-V172Aのあと、TS-V173Sを経て、2024年に7年ぶりのフルモデルチェンジでTS-V174Sが登場しています(2026年10月時点の現行モデル)。
V172Aをこれだけ気に入っていたので、今のVシリーズがどんな音になっているのかは純粋に興味があります。
特に確認したいのは、音の立ち上がり、ドラムの速さ、歪んだエレキギター。そして、V172Aで私が好きだった「あの感じ」が残っているのか。
いつか実際に試す機会があれば、旧Vシリーズを使っていた立場から比較してみたいと思っています。
現行モデルのTS-V174Sは、こちらから価格や在庫を確認できます。
まとめ|今でもVシリーズを高く評価している理由
TS-V172Aは、私にとって今でも印象に残っているスピーカーです。特に好きだったのは、音の立ち上がりの速さと、歪んだエレキギターの美しさ。
Hertz Mille Proをはじめ、ほかのスピーカーも使いましたが、最終的にはVシリーズの音が私の好みに一番合っていました。これはスペック表だけでは説明しにくい部分です。
そして、音の好みは人それぞれです。だから私は「Vシリーズが絶対に一番」と言うつもりはありません。
ただ、いろいろなスピーカーを実際に使ったうえで、「カロッツェリアは本当にカーオーディオをよく分かっている」という昔読んだ言葉に、私はかなり共感しています。
今度はCシリーズ。そして機会があれば、今のVシリーズも。また実際に試したら、良かったところも、気になったところも、そのまま書こうと思います。


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